2003-05-28 第156回国会 衆議院 国土交通委員会 第26号
私どもとしましては、奈良県ダム地質調査委員会というのが、これは県の方でつくられたものでございますが、白屋地区に関して、昭和四十八年から五十三年に全九回この調査委員会が開かれております。
私どもとしましては、奈良県ダム地質調査委員会というのが、これは県の方でつくられたものでございますが、白屋地区に関して、昭和四十八年から五十三年に全九回この調査委員会が開かれております。
それは、一つは胆沢ダム地質調査にかかわる問題であり、もう一つは小沢一郎氏が九二年暮れに鹿島からもらったと認めた献金の問題であります。盆暮れ二回と言われておりますので、年間では一千万円の政治献金が数年間鹿島から続いたわけであります。また、小沢氏は清水建設のやみ献金リストでもAクラス、六人の政治家の一人であります。これも恐らく氷山の一角だと思うんです。
また、先ほど先生おっしゃいましたように、奈良県におきましても、昭和四十八年の六月、地元の要請を受けまして佐々憲三先生を委員長とする奈良県ダム地質調査委員会を設置しまして約五年間調査をされたわけでございます。
現在におけるダム地質の権威者というのは非常に数は少ないわけでございますが、これらの方に、必ずといっていいくらい大きなダムのときには調査を依頼いたしまして、それらの意見を参照いたしまして十分調査の上決定をいたすという方法をとっておりますので、建設省がひとりよがりでどうこうということはございません。フランクな立場で純技術的に判断いたしておるのが実情でございます。
なぜ減ったかといいますと、初め二子持地点にコンクリートのダム——地質上あすこならコンクリートということになりますので、世界銀行の視察団が参りまして、牧尾地点にロックフィル・ダムを作るのと比較いたしまして二十数億円よけいの費用がかかる、これでは世界銀行は金を貸さない、貧乏風ならそれに従って費用の安いのをやれということで、やむを得ずやったわけでございます。